■「酔いどれ奇術師放浪記」(辻井孝明著)加筆改訂版 発行のご案内
2021年5月4日発行 【文】辻井孝明 【口述】スピリット百瀬 【挿絵】カズ・カタヤマ
B6版(128㎜×182㎜、厚さ約9㎜) 本文140ページ
1993年から約2年間、M-U-Mに掲載されたオリジナルの文章に、辻井氏自らが加筆修正し、改めて単行本の形での発行が実現しました。掲載当時のカズ・カタヤマさんの挿絵の使用許可もいただき、装丁も新たに読みやすくなりました。
スピリット百瀬師匠を支えてくださった方への感謝と、師匠のことをもっと知ってもらいたいという、辻井氏の思いのこもった一冊になっています。
辻井氏のご意向で、ご興味のある方にお送りしています。
下記アドレスに、メールにてお申し込みください。
お申し込み・お問い合わせはこちらまで : spirit_momose@yahoo.co.jp
なお、本書にて表記等の誤りがありましたので、訂正させていただきます。ご指摘くださった方には、感謝申しあげます。
■「マジックディーラーと私」(植木將一著)発行のご案内
2021年6月10日発行 モノクロ印刷、ソフトカバー、A4版 本文126ページ
【著者】植木將一(横浜マジカルグループ)
師匠が他界してまもなく、植木さんから、かねてより調査を進めていた、マジックディーラーについての小冊子を自主出版することにした、という、丁寧なお手紙をいただきました。マジックの道具の売られ方も多様化してきている現在、昭和の時代にデパートの玩具売り場の一角で輝いていたマジックディーラーの記憶を、当時のディーラーさんが少なくなってきている今、記録に留めておきたいという趣旨でした。
ご本人も最初は40ページほどの小冊子をと考えられていたとのことですが、できあがってみると、江戸時代、明治、大正とマジック道具がデパートで販売される昭和初期までの考察や、その後、力書房、天地奇術社、天洋(テンヨー)、トリックス、日本奇術連盟など、日本の奇術界を支えてきた会社、またそこに所属するディーラーさんたちのエピソードなど、貴重な情報の集大成となっていました。
日本の奇術文化史を側面からとらえた、このようなテーマの本は他に類を見ず、当時を知る人はもちろん、知らない人も、興味深く読める内容です。
1ページ以上占めているディーラーさんは以下の通り (敬称略)
松旭斎天洋/勇崎天暁/大宮大洋/三井晃天坊/王子光/萱場幸雄/木村ヨシユキ/松旭斎天輝/松旭斎滉洋/加藤英夫/ゼンジー中村/布目貫一/安田明生/松旭斎光洋/高野太郎/中村正則/スピリット百瀬/北見マキ
本の入手は直接植木さんにご連絡されるか、パノラマジックさんでも頒布をしています。
詳しい内容説明もありますので、ぜひご覧ください。
〈 著者:植木將一(うえきまさかず)〉
YMG(横浜マジカルグループ)特別会員、「奇術の職人」
1949年、神奈川県生まれ、幼稚園の時に奇術に興味を覚え、小学校4年生で初舞台、中学時代に渚晴彦師に逢い本格的に奇術を学び始める。
高校2年時に横浜マジカルグループへ入会、以降、アマチュアマジシャンに徹し、精力的に活動される。
現在も多くのマジッククラブで講師として活躍され、奇術の普及に努めていらっしゃいます。